喜びを込めて
今月は、お礼やお返し、お見舞いなどにピッタリのフラワーアレンジメントです。バスケットを使い、持ち運びがカンタンで、お花もプレゼントも贈ることができます。目的や贈る相手の好みに合わせて工夫して、自分らしいものを作ってみましょう。 佐々木紀江
東京在住。日本フラワーデザイナー協会講師資格取得。佐賀新聞文化講座講師。個人教室開設。RKB毎日放送、サガテレビの情報番組にフラワーアレンジメントを提供。

お花とプレゼントで
2つの楽しみを

  今回は、花器としてバスケットを使用しています。取っ手のないものや小さいものから、大きなものまで、中身に合わせて選びましょう。バスケットの取っ手の部分や縁に、いくつか小さなフローラルフォームを固定してお花をつけたり、同じバスケットでもお花の位置を変えることで、印象が変わり、素敵なものになると思います。
 花材はユリやバラ、ガーベラなどポイントになるものを入れたり、あまり主張のない小花を中心にまとめたり、季節の枝ものだけを使ったりと応用できます。
  プレゼントの中身や贈る相手の雰囲気などに合わせて選ぶと、より気持ちが込められた贈り物になりますね。
 花材はプレゼントが濡れてしまわないように、今回は外側のバスケットと同じ高さのかごに入れています。かご以外でも、フローラルフォームをセロファンなどで包んで代用もできます。
 アレンジメントをプレゼントで傷めないために、フローラルフォームは使用する外側のバスケットの縁より、2センチほど高くして、花が埋もれてしまわないように気をつけます。また、バスケットの中で倒れてしまわないように、しっかりと固定することも忘れずに。

●材料
バスケット
 (直径34cm 高さ37cm
  深さ13cm)
小さなかご
 (直径17cm  深さ13cm)
フローラルフォーム
  半分 (高さ8cm  縦11cm
 横約12cm)

<花材>
ピットスポルム……4本
アスチルペ……3本
アストランティア……5本
アマランサス……5本
ヒメヒマワリ……3本
アスター(パープル)……2本
マトリカリア……2本
ベニバナ……2本
今月のポイント
花材は中心から放射状に入れていきます。茎を長く使うところから先に入れていき、中心に花材が集中しないようにバランスよくまとめましょう。
市販のかごにひと工夫で素敵なインテリアに
  今月は市販されている、つるで編んだバスケットを使いましたが、このほかにもさまざまな素材や形、大きさのものがあります。先日、つるの間に古布を編み込んであるバッグを見かけました。古布の魅力とつるの味わいがよく出ていて、実用的に使っても、お部屋の飾りとしても、自然素材のぬくもりを感じます。
 今回のような使い方以外にも、かごの側面を丸形や三角、四角などの好みの形に切って窓をつくり、キャンドル立てにすることもできます。かご自体にボンドを使ってドライフラワーやオーナメントを飾るのもいいですね。
 かごの網目の縦の線は残して横の線にニューサイランやガマの葉などのグリーンや毛糸、リボン、麻ヒモなどを編み込んでいったり、かごに手を加えてまた違った印象にしていくのも楽しいですね。