心いっぱいに
春の便りが聞こえてくるこの季節。卒業式や就職などのお祝い事はひと息つきましたか。周りが落ち着き、少し暖かくなってくると気分もウキウキしてきますよね。そこで今月は、そんなあなたの気持ちを表すような、心弾むカラフルな花束を作ってみました。 佐々木紀江
東京在住。日本フラワーデザイナー協会講師資格取得。佐賀新聞文化講座講師。個人教室開設。RKB毎日放送、サガテレビの情報番組にフラワーアレンジメントを提供。

 今月作る花束は、お祝い事やお子さまの発表会、病気の人へのお見舞いなど、日常生活のさまざまな場面で差し上げることのできるものです。
 この季節に身近なお庭やガーデニングなどで咲くパンジーや忘れな草など茎の短い花材を使い、コロンとした形の丸い小さな可愛い花束を作ります。でも、今回はまだ、そのような茎の短い花材が揃いませんでしたので、茎の長い花材を使って作ってみました。この場合、昨年の4月号で作ったスパイラル(ひとつを軸として同一方向に回すこと)の組み方を使います。
 花材以外にも、花と花の間にパールビーズやリボンを加えて変化をつけたり、同じ色、同じ花材でグルーピングするなど、花材の選び方で全体の雰囲気も変えることもできます。また、今回のような形の花束は、結婚式のブーケとして使うことも可能です。  今月のポイントとしては、下葉の整理をきちんとすることです。また、一番上の花は丸い形のものを選び、この花よりも下へと次の花材を組んでいきます。このとき、上の花材と同じ高さで入れていくと丸い形にはできず、横広がりの形になるので気をつけてください。また、短い茎の花材は、花束の下の部分に入れていくとすべての花材を上手に使うことができるので、花材の配置に注意してください。


●材料
ゲイラックス……15枚
ピットスポルム……3本
スプレーカーネーション(クリーム)……2本
マトリカリア……1本
スカビオサ(クリーム)……3本
バラ(ピンク)……6本
スプレーバラ(イエロー)……1本
レースフラワー……1本
アイビー……2本
カーネーション(カスリ)…2本
デルフィニウム……1本
ラフィア……2本
作る前に花材の整理を
ピットスポルムは枝分けして上7cm位の葉を残して下葉を取る(1)
スプレーカーネーションは枝分かれしている所で切る
マトリカリアは枝分かれしている所で切る
スカビオサ、レースフラワーは茎を15cm位残して切る
アイビーは10cmくらいで下葉を取る(2)
バラは茎15cm残して切り、葉は取る
スプレーバラは枝分かれしている所で切る
カーネーションは茎を15cm残して切る(3)
デルフィニウムは上から順に15cmくらいで切り、葉を取る