私の時間にパステルカラーが描く柔らかな空間

雨が多い季節になりました。
気持ちも塞ぎがちになりやすい時期ですが
こんなときこそ、部屋の中を和む空間に演出しましょう。
今月はあじさいを使ったアレンジメントです。

佐々木紀江
東京在住。日本フラワーデザイナー協会講師資格取得。佐賀新聞文化講座講師。個人教室開設。RKB毎日放送、サガテレビの情報番組にフラワーアレンジメントを提供。

 はっきりとしない天気が続く時期でも、自分のための時間は爽やかに楽しんで過ごしたいもの。今月は、やさしいパステルカラーに色づく、みずみずしいあじさいで、気持ちも和らぐお部屋の空間作りを演出してみましょう。
 今回は日本が原産地のあじさいを数種類使っています。庭木や鉢植えのあじさいを、いつもと趣を変えて器の中にたっぷりと水を入れて花を生けていますが、飾る場所に合わせてガラスの器の形や大きさを変えることで、今回のように横から見るアレンジだけでなく、上から見て楽しむものとしても素敵なものができます。
 器は花瓶に限らず、少し深さのある皿に水を張って、中に貝殻や、プラスチックの透明な石、水に浮くキャンドルなどを入れて雰囲気を変えてみるのもよいでしょう。また、カラーやオーニソガラムなど茎の美しさを活かした花材を使って生けることもできます。
 あじさいが水の中で浮いてくる場合は、菜箸を使って中に入れること。ポイントとしては、切り花として水あげが難しいあじさいは水切り後、切り口を叩いてつぶし、深水に入れます。水にミョウバンや、鮮度保持材を入れれば、さらんい花を長もちさせることができます。



撮影◎インプレス 鈴木雅之

【レンズの視点から】
あじさいの花は、普通和風の印象があり、雨上がりの霧に映える花というイメージですが、今回は、私の時間というテーマから、朝目覚めたときに目にできる、ベッドのサイドテーブルに置かれたあじさいをイメージして撮影を進めました。普段時間に追われる生活をしがちですが、朝のちょっとした瞬間に花を見るほっとする時間をもつだけで気持ちが安らぐと思います。アングルはちょうどベッドから見たときの視点で合わせているので、高さを決める際の参考にしてみてください。