ホームパーティー

文/橋本貴美子
フラワーアレンジメント/芳谷里佳

 4月は出会いの季節です。新しい環境で本人は当然のことながら、家族にもおつき合いが広がる時です。流行りのCafeで過ごすのも素敵ですが、思いきって相手を自宅に招待しましょう。外食も楽しいものですが、自宅に招待されることはとてもうれしいことではないでしょうか。
 日本人は、いまだこうした自宅でのもてなしはどこか苦手な部分があるかもしれませんが、相手を招待するのにこれといった理由は不要です。親しくなりたい、自分や家族のことをもっと知ってほしい……この気持ちこそが大切なのです。
 わが家には「メニュー記録」なるものがあります。これはいつだれにどんな献立をお出ししたかを簡単にメモしたファイルですが、これがなかなか便利。ご招待したもののさて献立は?というのはだれもが経験する頭の痛いところですよね。そこでこの記録をチェック。初めておいでいただく方には評判のよかった献立を、何度かいらしている方には、以前と重複しないものを。お料理を作る以前に献立に頭を悩ませてしまっている方はぜひこれを実践してみてください。献立には引用したレシピ集の出典なども明記しておくとさらに便利度もアップします。
 テーブルにはお花も飾りましょう。写真のアレンジメントはかわいくて簡単ですからぜひ挑戦してみてください。いくつか生けてテーブルの上に飾ってもいいですし、来客数に合わせて前菜風にお皿にのせるのも洒落ていますね。
 このお花は、お客様の緊張をほぐし会話の糸口にもなってくれるに違いありません。元来、私たち女性はおしゃべり好きなのですから。

 
今月のアレンジメント

花材
パンジー、ムスカリ、ブプレリウム、クリスマスローズ

ポイント
花材を生けるガラスのコップにはそれぞれ、ビーズを通したワイヤー、カラーワイヤー、リボンやレース等を巻きつけて手作りの花器を作ります。
ワイヤーやリボンの最後は両面テープで止めてください。
ブーケの高さはコップの2倍になるように。パンジーなど、花材はバラバラにならないよう茎を麻紐などでくくり、こんもりとドーム状になるようなブーケに形を整えてください。
 
橋本貴美子
エッセイスト。毎日放送勤務の傍ら、料理やフラワーアレンジメントに関するエッセイを執筆中。昨年度『りぶる』で紹介した遊学中のメンフィスでの思い出とミートロールのレシピが好評。今月からスタートする本コーナーでは毎月、花をテーマにしたエッセイを連載。

芳谷里佳
フラワーコーディネーター。フランス・ピヴェルディ校にて、フラワーアーティストの研修に参加。その後オランダ、ドイツのフローリストに師事。現在はウェディング、パーティー、レストラン装花、空間装飾を手掛ける。ヨーロピアンアレンジメント教室も開設。

撮影・インプレス 鈴木雅之