茨木くみ子の
ノンオイル&ノンバターで作る愛情レシピ

クリームたっぷりの甘いお菓子。
少々手間はかかってもイチから自分で作ると、
カロリーをぐっと抑えたヘルシーデザートに早変わり。
果実をふんだんに詰めた涼やかなお菓子で、実りの秋を楽しみませんか。

いばらき・くみこ
健康料理創作家、茨木クッキングスタジオ主宰。保健師の経験を活かし、油脂分を使わない料理の創作活動を行っている。パンと焼き菓子の専門店『ノンノンの国』も自由ヶ丘にて展開。著書に『ノンオイル、ノンバターで作る体にやさしい料理』(グラフ社)など多数。

甘酸っぱい果物をとじこめた涼風デザート
フルーツゼリーケーキ
(1/8切 155kcal)

■材料(1ホール)
マスカット(缶詰)ブルーベリー、いちご……合わせて200g

【スポンジ生地】 
卵……2個
砂糖……40g
薄力粉(国産)……50g
牛乳……大さじ1

【カスタードクリーム】
卵黄……1個
砂糖……35g
牛乳……150cc
薄力粉(国産)……大さじ1と1/2
牛乳……150cc
ラム酒、バニラオイル
……各少々
※バニラエッセンスでも代用可

【ゼリー液】 
粉ゼラチン……10g
水……大さじ2
砂糖……60g
水……400cc
キルシュ酒……大さじ1

●作り方
1.
スポンジ生地をつくる。ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーで泡立てる。
  生地がもったりしたら、泡立て器で軽く混ぜ、きめを調える。
2. (1)にふるった薄力粉を一度に加え、ゴムべらなどでさっくりと混ぜ合わせる。
  牛乳を加え、底から大きく生地を返して、粉が出なければOK。
3. 型に流し、静かに揺すって表面を平らにしてから、160度に熱したオーブンで20分焼く。
 竹串をさし、火の通り具合を確認する。
4. 型から出し、金網で冷ましてから、横半分に切る。
5. カスタードクリームをつくる。ボウルに卵黄、砂糖、薄力粉と牛乳を少量注ぎ入れ、
  泡立て器でよく混ぜる。
6. (5)に残りの牛乳を加えてさらに混ぜた後、こしながら鍋に入れる。
7. ゴムべらなどでしっかり混ぜながら中火にかける。鍋の中心まで大きな泡がたってきたら
  火を止めてボウルに移し、ラム酒とバニラを加える。
8. ゼリー液は、水と砂糖を温め、ふやかしたゼラチンを入れて、溶かし、キルシュ酒を加える。
9. (4)の切り口に(7)をたっぷり塗ってはさみ、スポンジを重ね合わせる。
10. (9)の周囲にオーブン用ペーパーを高めに巻く。小さめにカットしたいちご、果物を散らす。
11. 氷水にあててとろみをつけたゼリー液を混ぜながら流し込んで、冷蔵庫で冷やし固める。


秋の香りが漂う低脂肪のごちそう
栗のムース
(135kcal)

■材料(5人分)
栗の甘露煮……80g
牛乳……160cc
粉ゼラチン……7g
水……大さじ3
ラム酒……少々

【メレンゲ】
卵白……1個分
砂糖……15g

【カスタードソース】
卵黄……1個分
砂糖……20g
牛乳……100cc
ラム酒……大さじ1
バニラオイル……適量

【A】
卵黄……1個分
砂糖……10g

●作り方
1. 上記メニュー(5)、(6)の手順でカスタードソースをつくる。
  (薄力粉は使用しないのでとろみがついた時点で火を止め、冷却)
2. 栗を少量刻んでとりおき、残りを牛乳とともにミキサーにかける。
3. 【A】を白っぽくなるまですり混ぜ、(2)を加えてさらに混ぜる。
4. 小鍋に(3)を移し弱火で熱する。温まったら火を止め、 ふやかしたゼラチンを入れて溶かし、
  ラム酒を加える。 氷水にあててとろみがつくまで冷やす。
5. メレンゲは卵白と砂糖をゆるめに泡立て、ボウルに移した(4)に加える。
6. (5)をなめらかに混ぜ合わせ、器に移して冷やし固める。
7. 冷やした(1)と刻んだ栗を散らす。


【今月の箸休め】

砂糖は体に悪い?

 砂糖は体に悪いもの、と考えている人は多いと思いますが、砂糖は体の中でとても燃えやすく、安心なものです。お腹がすいているときに、氷砂糖をひとつなめたり、お砂糖たっぷりの甘い紅茶を飲んでもきっと10分ぐらいで空腹感が戻ってくるでしょう。"砂糖が糖尿病に直接結びつく"などという「砂糖の有害論」は、WH0(世界保健機関)をはじめとする各関係機関も誤りであることを発表していますし、砂糖が体と脳のエネルギー源として大切な要素であり、精神安定にも一役かっていることもわかっています。甘いものはそうは多く食べられないものです。砂糖を適度に補給することは、体にとって必要なのです。