茨木くみ子の
ノンオイル&ノンバターで作る愛情レシピ

ふっくら炊いた白いごはんは、健康的な食生活を送るのに欠かせない主食です。玄米や五穀などが入った雑穀ごはんも人気ですが、何も混ざっていない白米にも栄養はたくさん詰まっています。冬本番のこの時期に穀物をしっかり食べて寒さを吹き飛ばしましょう。
今月は、ごはんが主役のアツアツレシピを紹介します。

いばらき・くみこ
健康料理創作家、茨木クッキングスタジオ主宰。保健師の経験を活かし、油脂分を使わない料理の創作活動を行っている。パンと焼き菓子の専門店『ノンノンの国』も自由ヶ丘にて展開。著書に『ノンオイル、ノンバターで作る体にやさしい料理』(グラフ社)など多数。

ざっくり野菜とノンオイルソースのハーモニー
トマトとゆで卵のライスグラタン
(354kcal)

■材料(4人分)
ごはん……茶碗2膳強(400g)
ゆで卵……1個
ハム……3枚
トマト……1個
ほうれん草……1/2束
生しいたけ……2枚
パセリのみじん切り……少々
パン粉……大さじ2
パルメザンチーズ……大さじ1
塩、こしょう……各少々

【ソース】
玉ねぎ……1/4個
にんにく……1片
薄力粉……大さじ3
だしの素……大さじ1
牛乳……200ml
塩……小さじ1/3
砂糖……小さじ1/2
こしょう……少々

●作り方
1.
ゆで卵は半月切り、ハムは放射線状に12等分くらいにカットし、トマトも同じ大きさに切る。
2. 熱湯でゆでたほうれん草を水にさらして水気を絞り、一口大に切る。
3. 生しいたけは石づきを落とし、薄切りにする。
4. ソースをつくる。玉ねぎとにんにくをすりおろし、耐熱性のボウルに入れる。
  薄力粉、だしの素を加え、だまにならないようによく混ぜる。
5. (4)に温めた牛乳を少しずつ注いで溶きのばし、塩、砂糖、こしょうで味を調える。
6. (5)に(2)と(3)を加え混ぜ、ラップをして電子レンジで2分加熱する。
  取り出して全体を混ぜてから、さらに1分加熱する。
7. 耐熱皿に温かいごはんを入れ、塩、こしょう、パセリを適量ふる。
8. ゆで卵、ハム、トマトを並べ、(6)のソースをかけてパン粉とチーズをふる。
9. 250度のオーブンで約15分焼く。表面に焦げ目がついたら完成。


貝柱のだしが効いた本格風味
中華がゆ
(96kcal)

■材料(4人分)
米……1/2カップ(100ml)
干し貝柱……小3個
だしの素……大さじ1
塩……小さじ1/4
熱湯……600ml
しょうがの千切り、香菜 ……適量

●作り方
1. 干し貝柱はさっと洗い、水を少しずつ加えながら半日ほどおいてもどす。
2. 米はといでざるにあけ、水気を切る。
3. 耐熱のボウルに、(1)と熱湯、米、だしの素、塩を入れ、ラップを二重にかける。
4. 電子レンジで10分加熱した後、ラップをつけたまま10分蒸らす。
5. 貝柱をほぐしてからかゆを器に盛り、しょうがと香菜を添える。


【今月の箸休め】

ごはんの底力

 白いごはんには、体を動かすエネルギー源となる炭水化物をはじめ、たんぱく質、カルシウム、ビタミン、鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラルがぎっしり詰まっています。
 茶碗1膳(約150g)のごはんの栄養を身近な食品に置きかえると、牛乳120cc分のたんぱく質、プチトマト3個分のカルシウム、とうもろこし1/3本文の鉄、さやえんどう12枚分のビタミンB群、そして食物繊維はレタス1枚半分に相当します。このように、たいていの栄養はごはんでとれてしまううため、おかずは、足りないものをちょっと補うくらいの量で十分なのです。
 また、体内の脂肪を燃焼させるにはある程度の炭水化物が必要です。ダイエットをするにも、ごはんを適量とった方が効果的といえるでしょう。