浜内千波の料理おさらい帳
かぶ&サトイモ 

残暑が厳しい9月も過ぎ、だんだんと深まりゆく秋。
「実りの秋」とも言いますが、食べ物がおいしい季節ですね。
今月は、おなかにやさしい秋の食材、
かぶとサトイモをご紹介します。

浜内千波 はまうち・ちなみ
徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養課卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。90kgあった体重をヘルシーな食事で落とした経験があり、健康的なダイエットのエキスパート。「とにかく楽しく、料理をいろんな視点で考える」ことをモットーに活動している。

 秋の味覚の代表格と言えば、きのこ。山で採れるごちそうは、貴重な栄養源として昔から親しまれていますね。しかし、かつてはあちこちに発生していたきのこも今では栽培品が主流。特に、丸傘で柄が長い天然の本しめじは市場ではめったに手に入らないため、ぶなしめじなどを栽培したものが「本しめじ」として店頭に並べられることが多いようです。
 また、一般に「しめじ」としてよく出回っているものは、本しめじよりも柄が短く、傘が薄いひらたけです。どちらもアミノ酸が豊富で、細胞を活性化し、元気にしてくれるもとが詰まっているので、料理にも積極的に取り入れるようにしましょう。
 鮮やかなグリーンが密集するブロッコリーは、体にいいものがたくさん入っている緑黄色野菜。ビタミンの含有量が多く、同時に取ることで相乗効果があるというビタミンACE(ビタミンA、C、E)がそろっているため、アンチエイジングに欠かせない抗酸化作用も期待できる食材です。特に茎には、つぼみ部分の約2倍のビタミンCが含まれているので、食べないのはもったいない!ただ、つぼみとは固さが異なるので、火を通す際は小さく切り分けてから調理すると良いですね。
 しめじの成分グアニル酸とブロッコリーのグルタミン酸に、鶏肉などに含まれるイノシン酸が結合すると、だしをひかなくてもうまみがググッと引き立つので、余分な調味料を加えなくても、おいしい料理ができあがります。



■食材の選び方&保存



今月のレシピ
根菜の洋風スープ

■材料
かぶ……4個
サトイモ……8個
玉ねぎ……1/2個
しめじ……1/2パック
ベーコン……1枚
水……4カップ
塩……小さじ1
こしょう……適量

●作り方
1. サトイモは皮をむき、水に塩(分量外)を少々振り入れたボウルの中に転がし、きれいに洗っておく。
2. かぶは葉を切り離してから根の部分のみ水を張ったボウルに入れ、根元に付いたゴミを取る。
3. 根は皮をむかずに半分に切り、葉の部分は熱湯で塩ゆでする。
  玉ねぎ、しめじ、ベーコンはみじん切りにして鍋に入れ、弱火で十分に炒める。
4. (3)に水を入れてすぐにサトイモを加え、ひと煮立ちさせてアクを取りながら中〜弱火で煮込む。
5. (4)に(3)の根を入れて塩を加え、軟らかくなるまで煮込んで味を調える。
 こしょうを振り、最後に(3)の葉を入れて火から下ろし、盛りつける。

(1人分/135kcal)

おりこう memo
かぶは、水を張ったボウルに一度浸けてから使うこと。茎や根元の部分に付いた土やゴミがきれいに落ちます。また、かぶは火が通りやすく煮崩れしやすいため、加熱は短時間で済ませましょう。
 

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