浜内千波の料理おさらい帳
白菜&みかん 

寒さや空気の乾燥、年末年始に向けての忙しさなどで体調が
崩れやすくなる冬は、旬の素材で鋭気を養いましょう。
今月は、冬場のビタミン補給に最適な白菜とみかんを紹介します。

浜内千波 はまうち・ちなみ
徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養課卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。90kgあった体重をヘルシーな食事で落とした経験があり、健康的なダイエットのエキスパート。「とにかく楽しく、料理をいろんな視点で考える」ことをモットーに活動している。

 寒い日に食べる寄せ鍋。体が芯から温まりますね。冬の食べ物として登場するお鍋に欠かせないのが、白菜です。大地に霜が降りると、一層甘味を増す白菜は、冬場の栄養補給にぴったりの野菜です。シャキッとした歯ごたえや、クセのない味は、他の素材との組み合わせも良いので、さまざまな料理に活用できます。
 青々とした外葉や中葉は、鍋物や煮物、スープなどによく使われますが、白菜に含まれるビタミンCは水や熱に溶けやすいので、加熱しすぎないようにしましょう。また、漬け物は、白菜のうまみをより引き出してくれます。白菜を糠味噌に漬けると、腸の調子を整えるビタミンB1とB2が増えますし、にんにくや唐辛子を加えてキムチにすると、免疫力を高める抗酸化作用がグンとアップします。甘味が強く、シャキシャキとした食感が楽しめる芯の部分は、生のままのサラダにしましょう。レタスやキャベツとは違う風味があり、おいしくいただけます。
 ビタミンやミネラルが豊富なみかんは、アンチエイジングや風邪対策などに一役買ってくれる食材です。市場には、国内外から集まった数多くのみかんが並びますが、冬は、やはり温州みかんや紀州みかんがおいしい季節です。みかんは、実よりも皮に栄養が凝縮しているため、温州みかんなど柔らかい皮のものは、工夫して食べるようにすると良いですね。食物繊維たっぷりの白いスジやビタミンPが多い果袋も、捨てずにいただくことをおすすめします。
 白菜もみかんも捨てるところがほとんどない食材です。どの部分も、目先を変えるといろいろな料理に取り入れられますので、ぜひお試しください。



■食材の選び方&保存



今月のレシピ
白菜とみかんのアーモンド和え

■材料
白菜(芯葉)……250g
みかん(温州みかん)……2個
アーモンド…30g
酢……大さじ2
ごま油……大さじ2
塩……小さじ1/3
こしょう……適量
水……1/2カップ
砂糖……大さじ1

●作り方
1. 白菜は芯葉の部分を取り出し、細切り、または薄切りにする。
2. 軽くローストしたアーモンドを細かく砕いておく。
3. みかんはきれいに洗って皮と実を分ける。
  皮は千切りに、実は食べやすい大きさに切る。
4. 鍋に水と砂糖、(3)の皮を入れて、中火で汁気がなくなるまで煮詰める。
5. ボウルに(1)、(2)、(4)を入れ、(3)の実を加えてざっくりと混ぜる。
  塩、こしょう、ごま油、酢で味を調えて完成。

(1人分/85kcal)

おりこう memo
ビタミンEや食物繊維などを含み、栄養価の高いアーモンドを加えることが、このサラダのポイント。香りをより強めるためにも軽くローストしましょう。ビタミンCたっぷりのみかんを混ぜれば、トータルバランスの良い一品になります。
 

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