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2年間続いたこの連載も今回をもって卒業のときを迎えることになりました。日ごろの徒然におつき合いくださり、あらためて御礼申し上げます。仕事と育児に追われるなか、さまざまな人たちの協力によってなんとか続けられたこの2年間。振り返ると、筆をおくことにとても寂しい気持ちがこみ上げてきます。
こうした人生のなかで何度も訪れる“卒業”ですが、皆さんはどんなイメージを思い浮かべられるのでしょうか?
別れの代名詞ともいえるこの言葉ですが、新しい自分に出会うためのステップでもあるのです。幼稚園、小学校、中学校……思えばそれぞれの卒業式で流した涙。慣れ親しんだ友人たちや環境から離れる悲しさと見知らぬ新しい世界へ飛び込まなければいけない不安からくるものでしたが、それは次の世界ではその何倍もの笑顔に交換されるものでした。
「本当の友人はね、何年たっても、どこで会っても、時空を飛び越えてすぐに昔に戻って付き合えるものなのよ。そうでないと本当の友人とはいえないよね」。これは大学入学当時に知り合い、いまや親友と呼べる友人から言われ目から鱗だった言葉です。きっと彼女から見ると新しい世界の私はとても不安そうに見えたのでしょう。
学校だけが“卒業”ではありません。実家から、会社から、転勤や引越しに至るまで小さな卒業、大きな卒業が次々と訪れます。
心からつながっている人を増やしながら、私たちは“人生の卒業式”に向け、進んでいきます。
大切なのは現況に甘んじることなく、年齢に関係なく、常に新しい自分探しに出かけること。安心してそれを続けていくために、寂しい別れを繰り返し少しずつ強くなっていくのではないでしょうか。
さまざまなことを敏感に感じ続けるためのヒントにこのエッセイが少しでもお役に立っていたら、今回卒業を迎える私の涙もより意味深いものとなり、新しい私の自信となるように思います。いかがでしたでしょうか。
再び皆さまにお目にかかれる日を心より祈りながら……。 Bon voyage!
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