浜内千波の料理おさらい帳
カボチャ&トマト 

体の抵抗力を高めて滋養をつけるかぼちゃと
アンチエイジングに欠かせないトマト。
今回は、素材そのものに高い栄養価を含む
夏野菜をご紹介します。

浜内千波 はまうち・ちなみ
徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養課卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。90kgあった体重をヘルシーな食事で落とした経験があり、健康的なダイエットのエキスパート。「とにかく楽しく、料理をいろんな視点で考える」ことをモットーに活動している。

 緑黄色野菜の代表格でもある栄養価が高いかぼちゃ。長期保存がきくため、夏に収穫されたものでも冬至のころまで食べられる息の長い野菜です。かぼちゃは、でんぷんや糖分などの炭水化物の他、たんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミンがバランス良く含まれているおりこう食材。ビタミンAのもととなるβカロテン、ビタミンC、Eは、老化防止や美肌づくりに欠かせない栄養素なので、しっかりとりたいですね。
 かぼちゃを買う際に気にとめておきたいことは、なるべく必要な分量だけ購入するようにすることです。大量に使う必要がないようであれば、丸ごと1個よりもカットされたものを選ぶようにしましょう。かぼちゃは一度切ってしまうと、鮮度が落ちるのも早くなるため、保存がそれほどきかなくなります。おいしいうちに、食べきってしまいましょう。
 夏季が旬のトマトは、抗酸化作用がβカロテンの約2倍あるリコピンをはじめ、ビタミンAやCがたっぷり。体にたまった余分な塩分を排出し血圧を下げる働きがあるカリウムやルチンなどのミネラルも豊富です。また、トマトのクエン酸やリンゴ酸は、食欲を促し栄養の吸収を良くするので、二日酔いや胃もたれ、胃炎などの際にトマトを食べると症状が緩和されるというのも、理にかなっているというわけです。
 体の中の細胞から元気にしてくれるかぼちゃとトマト。素材そのものに栄養がたっぷり詰まった健康野菜は、蒸し料理で余すことなく引き出して丸ごといただきましょう。玉ねぎやナスなどの夏野菜も加えて、彩り豊かな旬の味わいを楽しんでください。




■食材の選び方&保存



今月のレシピ
夏野菜の蒸し煮

■材料
かぼちゃ……200g
トマト……1個
玉ねぎ……1個
パプリカ……1個
ナス……1本
ベーコン……1枚
にんにく……1片
塩……小さじ1/2
こしょう……適量

●作り方
1. トマトは種を取ってから粗めにみじん切りにする。
2. かぼちゃ、パプリカ、玉ねぎ、ナスはそれぞれひと口大に、ベーコンは細切りにする。
3. 鍋にベーコンを入れて弱火で炒め、油が出てきたらみじん切りにしたにんにくを加える。
4. (2)を加えて塩、こしょうをふってから(1)を入れ、ざっくりと混ぜて蓋をする。
5. 5分ほど弱火にかけたら、中火にしてさらに5分程度火にかける。
6. じっくり蒸した後、蓋をあけて様子をみる。水分が飛び、かぼちゃに火が通れば完成。

(1人分118 kcl)

おりこう memo
素材本来のうま味を引き出す蒸し煮料理は栄養満点!水分が少ないときは、鍋に少しの水を回し入れて蓋をし、水気がなくなるまで蒸してみてください
 

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