浜内千波の料理おさらい帳
とうもろこし&キュウリ 

食物繊維に富んだとうもろこしとキュウリ。
おやつがわりにかぶりつけるとうもろこし、
水分補給にかじりつけるキュウリと、
夏場にいただきたい彩り野菜をご紹介します。

浜内千波 はまうち・ちなみ
徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養課卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。90kgあった体重をヘルシーな食事で落とした経験があり、健康的なダイエットのエキスパート。「とにかく楽しく、料理をいろんな視点で考える」ことをモットーに活動している。

 採れたてのとうもろこし、甘みがぎゅっと詰まっていておいしいですね。とうもろこしは日に当たると糖分がでんぷんに変わって、甘みが少なくなってしまうため、日が出る前に朝摘みをします。新鮮なうちに皮をむいて、茹でたり蒸したりしながらじっくりと甘みを引き出してあげると、醤油や塩をふらなくても甘くておいしいとうもろこしが味わえます。
 とうもろこしには、疲労回復をサポートするビタミンB1が含まれています。コレステロールや毒素の排出を促す食物繊維も豊富なため、抗酸化作用のビタミンB2とともに体のおそうじを助けてくれます。コレステロール値を下げるリノール酸が多いのも特長ですが、リノール酸は取りすぎると血栓ができやすくなるともいわれるため、油分を他の料理で補う場合は、ほどほどにしましょう。
 含有成分のうち約95%が水分のキュウリは、夏場の水分補給にぴったりの野菜です。生で食べると体の熱が取れて冷やされ、火を加えると利尿作用をより発揮。過剰な塩分を外に出すカリウムの働きも手伝って、むくみやほてりの解消にもひと役買ってくれます。注意したいのは、キュウリの皮にはにんじん同様、ビタミンCを壊す酵素(アスコルビナーゼ)が含まれるので、ほかの野菜や果物と混ぜて食べるときは、酢を加えるとよいでしょう。酢が酵素の働きを抑制するので、キュウリは酢の物や酢の入ったドレッシングで調理するとよいですね。
 また、キュウリを選ぶ際は、形を気にすることはありません。曲がっていても、味や栄養面が損なわれることはないので、左ページを参考に手で触れて、新鮮さを確かめてから買うようにしましょう。



■食材の選び方&保存



今月のレシピ
千波流さっぱり小鉢

■材料
とうもろこし……2本
キュウリ…3本
トマト……1個
鰺の干物……1枚
酢……大さじ3
醤油……大さじ1
塩……少々(小さじ1/5)
水……1カップ(200cc)

●作り方
1. 熱湯に塩(分量外)を少し多めにつまんで入れ、とうもろこしを15分ほど茹でてから粒をばらす
2. 塩(分量外)をふり、板ずりしたキュウリを少し厚めに小口切りする
3. トマトは食べやすい大きさに切る
4. 鰺の干物はこんがりと焼き、骨と皮を取り、ほぐしておく
5. 鍋に水と酢、醤油、塩を入れてひと煮立ちさせ、よく冷ます
6. ボウルに(1)〜(4)を入れ、(5)を加えてざっくりと混ぜ込んで完成

(1人分98kcal)

おりこう memo
鰺を入れることにより、うまみ成分がより引き出されておいしい旬の味覚が楽しめます。酸味がきつくないので、お酢が苦手な方にも喜んで食べていただけると思います。ごまを加えると、香りもうまみもグンとアップしますよ
 

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