ホッとする優しい味
白菜と豚肉の塩煮込み

一日ごとに寒さ、そして慌ただしさが増すこの時期。
体が温まり、胃にも優しい料理が恋しくなりますね。
そこで今回は塩であっさりと仕上げた、心も体も和むメニューを紹介します。
隠し味に緑茶葉を使っているので、体にも良い一品です。
浜内千波 はまうち・ちなみ
徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養課卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。90kgあった体重をヘルシーな食事で落とした経験があり、健康的なダイエットのエキスパート。「とにかく楽しく、料理をいろんな視点で考える」ことをモットーに活動している。

 白菜と言えば、これからの寒い時期、各家庭で登場する野菜ですね。自然な甘みがあって、ダイエットにも良い食材です。今回は豚肉と一緒に煮て、うまみをぎゅっとしみ込ませたレシピを考えてみました。
 豚肉はビタミンB1などを豊富に含んでいるだけでなく、手頃な値段で入手できることもあり、私たちの食卓には欠かせない食材です。ただし、バラ肉には脂肪もたっぷり付いていて、どうしても高カロリーになってしまいます。何しろ100gの豚肉には、大さじ2杯、何と160キロカロリーのラードが含まれています。ですので、煮込む前に丁寧に熱して、余分な脂を取るひと手間がダイエットレシピには大切です。
 味付けはシンプルに塩のみ。隠し味の茶葉でうまみをプラスしました。緑茶はコレステロールを下げる働きもあるんですよ。あっさりと心和む味、是非皆さんの食卓でお楽しみください。

■白菜
【特徴】
冬を代表する野菜といえば、白菜。お鍋や煮物、炒め物、漬け物、サラダなど、幅広い調理法で重宝する素材です。葉の部分にもたっぷりと栄養が含まれているので、捨てずに無駄なく食べたい食材の一つ。

【栄養素】
ビタミンCやカリウム、カルシウムなどのミネラル類を豊富に含み、キャベツに比べて糖質が少なく、ダイエット向きの食材です。微量ながらも様々な栄養素が含まれて、美肌効果や風邪予防効果、便秘の改善などが期待できます。

■豚肉
【特徴】
一年を通して、手頃な値段で出回っている豚肉。最近では高価なブランド豚なども登場しています。他の県より豚肉の消費量が多い沖縄県では、健康な高齢者が多く、豚肉のタンパク質が病気予防に効果的だとも言われています。

【栄養素】
ビタミンB1などを豊富に含んでいる豚肉。バラ肉は脂肪分が多いのでカロリーは高めですが、実はコレステロールは牛肉や鶏肉より低めです。脂肪分を出して、緑茶と合わせて調理すると脂っぽさも抑えられ、食べやすくなります。


今月のレシピ
白菜と豚肉の塩煮込み

■材料(4人分)
白菜……1/4株
豚肉……100g
ショウガ……ひとかけ
卵……1個
塩……小さじ2/3杯
緑茶……1カップ

●作り方
1. 豚肉は一口大に切り、フライパンでじっくり脂を出す
2. 白菜はざく切りにし、ショウガは皮をむいて千切りにする
3. 卵はといて、フライパンで薄焼き卵をつくり、細切りにして錦糸卵を作る
4. 鍋に緑茶を入れて、白菜を加えてひと煮たちさせ、さらに豚肉を加えてひと煮たちさせる
5. ショウガの千切り、塩を入れて味を整え、軽く煮込む
6. お皿に盛り、錦糸卵を乗せて完成

(1人分/92kcal)

料理のポイント
脂肪分をたっぷり含んだ豚バラ肉は、フライパンに並べて、弱火で10分ほどじわじわと熱しましょう。じっくり加熱することで、ラードが出てきて、肉にうまみだけが残ります。
 

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