浜内千波の料理おさらい帳
菜の花&ふき 

寒さに身を縮める季節も残り少し。
食卓に春を告げる野菜をのせ、心も体もリセットしましょう。
彩り豊かな食材で、ひと足早い春の訪れを楽しみませんか。

浜内千波 はまうち・ちなみ
徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養課卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。90kgあった体重をヘルシーな食事で落とした経験があり、健康的なダイエットのエキスパート。「とにかく楽しく、料理をいろんな視点で考える」ことをモットーに活動している。

 早春の訪れを告げる菜の花。緑一面に咲く鮮やかな黄色い花は、見るだけでも、心が和むようです。旬の食材としても使われる菜の花は、抗酸化作用のある「ビタミンACE(エース)」(ビタミンA、C、E)を始め、多くのビタミンが含まれています。また、カルシウムや鉄分など、体をつくる栄養素も豊富。免疫力を強化して抵抗力を高める働きもある他、胃腸などの粘膜を保護して美肌効果もある、いいことずくめの野菜です。菜の花のからしあえやおひたし、吸い物、天ぷらなど、さまざまな料理でその味が楽しめます。
 ふきは、“春の味”として古来より食べられていたという伝統的な食材のひとつです。昔は春になると、ふきの煮物などがよく食卓に並べられましたが、最近では、家庭料理にふきが登場することも少なくなっているように感じます。ふきのほろ苦さ、独特の風味は、消化を助けたり、食欲を増進させる作用がある他、せきを止め、たんを切る働きもあると言われています。
 菜の花やふきなどアクの強い野菜は、体の毒素を排出するデトックス効果もあるので、旬の季節には積極的に食べるようにすると良いですね。
 今回ご紹介するレシピは、メインとなる菜の花とふきにたんぱく質の卵、カルシウムたっぷりの雑魚を加えた栄養満点の一品です。
 シャキッとした歯ごたえが楽しめる菜の花とふきは、アクをしっかり抜くことでおいしくいただけます。和風ベースの調味料にマスタードを混ぜるお手製ドレッシングも好評ですので、試してくださいね。



■食材の選び方&保存



今月のレシピ
菜の花とふきのサラダ

■材料
菜の花……1束
ふき……3本
雑魚……10g
ゆで卵……1個
醤油……大さじ1
酢……大さじ1
水……大さじ1
みりん……大さじ1
粒マスタード……大さじ1/2

●作り方
1. ふきは鍋に入る大きさに切り、塩(分量外)をふるって10分程度置く
2. 菜の花は熱湯でさっとゆでてから水に取り、水気をしっかり切ってから
  食べやすい大きさにカットする
3. (1)をしっかりゆでた後、水にさらして皮をむき、水気を切ってからひと口大にする
4. フライパンに雑魚を入れ、少量の油(分量外)でカリカリになるまで煎る
5. ゆで卵をみじん切りにする
6. 醤油、酢、水、みりんを混ぜ合わせてレンジで加熱し、冷ましてから
  粒マスタードを混ぜる
7. ボウルに(2)、(3)、(6)を入れてざっくり混ぜ、器に盛って(4)と(5)を散らす

(1人分/61kcal)
おりこう memo
ゆで卵は、お湯でぐらぐらとゆでるよりも、少量の水で蒸して作った方が、色鮮やかに仕上がります。蒸して作るゆで卵は、酸化しにくく、一晩置いても黄味の部分はきれいな黄色のままなので、おすすめです。