うまみがしみ込んで栄養たっぷり
あさりとキャベツのサッと煮

春は植物や動物がいっせいに活動を始め、店頭にもたくさん食材が並び始めます。
食卓でも春の訪れを感じさせる料理を作ってみませんか。サッとゆでるだけのカンタン・お手軽な料理です。
浜内千波 はまうち・ちなみ
徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養課卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。90kgあった体重をヘルシーな食事で落とした経験があり、健康的なダイエットのエキスパート。「とにかく楽しく、料理をいろんな視点で考える」ことをモットーに活動している。

 あさりは春の代表的な魚介類の1つで、うまみ成分のコハク酸がたっぷり含まれています。さらに鉄分やたんぱく質、ビタミンB12、タウリンなどの栄養素も多く含まれているので、季節の変わり目には、ぜひいただきたい食材です。
 また、キャベツは1年中出荷されている食材の1つで、時期によって冬キャベツ、春キャベツと呼び分けされています。春キャベツは、巻きが緩やかで葉も柔らかく、いろいろな料理に使いやすいのが特徴です。キャベツには胃の粘膜を強くするキャベジン(ビタミンU)の栄養素が有名ですが、ビタミンCやカリウムなども含まれています。
 今回ご紹介するレシピは、柔らかく食べやすい春キャベツと、うまみたっぷりのあさりをサッと煮た、カンタンにできる1品です。キャベツのビタミンCが鉄分の吸収を高める効果もあるので、ぜひ試してみてください。

■キャベツ 
【保存方法】
芯は取らないで新聞紙に包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫に保存。約1カ月持つ。

【旬】
至上には1年中出回る。春キャベツは晩春から初夏。

【栄養素】
ビタミンC、カリウム、カルシウム、食物繊維、カロテン

【特長】
巻きがふっくらしていて、頭がとがっていないものを選びましょう。濃い緑色のものが新鮮。

■あさり 
【保存方法】
傷みやすいので、できるだけ買ったその日に食べるように。

【旬】
主に春。夏頃のあさりは、腐りやすいので注意。

【栄養素】
鉄分とビタミンB12を豊富に含む。その他にも亜鉛やタウリンなど。

【特長】
殻付の場合は、模様がはっきりしていて、口をしっかり閉じているものを選ぶ。水管を出しているものは新鮮。


今月のレシピ
あさりとキャベツのサッと煮

■材料
あさり……1パック(あさりはしっかり洗う)
キャベツ……600g
しょうが……1かけ
水……2カップ
醤油……大さじ2

●作り方
1. 鍋に水を入れてひと煮たちさせて、あさりを入れる
2. 乳濁色になるまで火を通しあくを引く
3. 一度取り出す
4. 醤油とキャベツのざく切りを入れてサッと火を通す
5. しょうがの千切りとあさりを戻し温める

(1人分/49kcal)
料理のポイント
あさりは、殻の周りのぬめりをしっかりこすって洗い落とす。また、沸騰した水に入れたほうが、身がやせにくく、一気に貝が開く。ゆで加減のポイントは、水が乳濁色になった頃。たっぷりのだしが出ているはず。
 
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