おいしさまるごと栄養に
いわしとトマトの重ね焼き

雨が続く梅雨の時期は、じめじめして食欲も減退しがち。
そんな季節には、いわしとトマトを使い、サッパリとした料理を作ってみましょう。
食欲モリモリ、おいしさバツグン、栄養満点です。
浜内千波 はまうち・ちなみ
徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養課卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。90kgあった体重をヘルシーな食事で落とした経験があり、健康的なダイエットのエキスパート。「とにかく楽しく、料理をいろんな視点で考える」ことをモットーに活動している。

 いわしには、まいわし、うるめいわし、かたくちいわしの3種類があり、一般的にいわしと呼ばれているものは、まいわしです。いわしは「いわし百匹、頭の薬」と言われ、多くの栄養素があります。たんぱく質と脂質は良質で、成長期の子どもやお年寄りには、とっておきの魚。特にカルシウムは多く、その吸収に役立つビタミンDも含まれているので、まるごといただきたいですね。
 トマトは、夏を彩る野菜の一つ。ヨーロッパでは「トマトのある家に、胃腸病なし」と言われるほど栄養が豊富。ビタミンCやカリウムを多く含み、強い酸味はたんぱく質の消化を助ける働きがあります。また、魚の臭いを消して、身を引き締める効果も。
 今月のレシピは、栄養いっぱいの食材・いわしとトマトを重ねて焼いた1品。加熱でトマトの甘みがひきたち、いわしとあわせたサッパリした味わいの料理をどうぞ。

■いわし 
【保存方法】
傷みやすいので、買ったその日に食べるように。

【旬】
1年中獲れますが、まいわしの旬は5月〜10月。

【栄養素】
カルシウム、ビタミンB、ビタミンDなどを豊富に含む。

【特長】
肌につやがあり、ウロコがたくさん付いていて身がしまっているもの。目が生き生きしているものを選ぶ。

■トマト 
【保存方法】
完熟したものは、保存袋に入れ冷蔵庫の野菜室へ未熟なものは常温で保存すると甘みが出る。

【旬】
市場には1年中出回る。主に6月下旬〜8月の夏場。

【栄養素】
カリウム、ビタミンC、抗酸化作用のあるリコピンなど。

【特長】
均一に色が付き、へたの周辺に緑色が残っているもの。丸みがあって重いものを選ぶ。


今月のレシピ
いわしとトマトの重ね焼き

■材料
いわし……4尾
トマト……4個
タマネギ……1/2個
しょうが……1かけ
オリーブオイル……大さじ4
塩こしょう……適宜

●作り方
1. いわしは手開きにして3枚にする。トマトは7〜8ミリの厚さに切る
2. しょうが、タマネギはみじん切りにする
3. いわしに塩こしょうを適宜かけ、小麦粉をはたき、こんがり焼く
4. タマネギのみじん切りといわしとトマトを乗せて、しょうがのみじん切りを乗せる
5. (4)を繰り返して、いわしとトマトの層が2段になるようにする。
  最後にオリーブオイルをふり、オーブントースターまたはオーブン200度でこんがり焼き目がつくまで焼く

(1人分/304kcal)
料理のポイント
いわしを手開きにする時、小骨の多い腹は、写真のように三角に切り落としましょう。また、魚をさばく時は、まな板にキッチンペーパーを敷くと、まな板が汚れず、臭いも付きません。
 

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