秋の訪れをひと足先に感じたい
キノコと焼き大根の煮物

朝夕に夏の終わりを感じる季節、
気になるのが「夏太り」ではないでしょうか。
今回は、秋にかけておいしくなる、キノコを使ったレシピ。
カロリーを抑えながらも、秋の訪れを味覚でも楽しめる一品です。
浜内千波 はまうち・ちなみ
徳島県生まれ。大阪成蹊女子短期大学栄養課卒業後、OLを経て岡松料理研究所へ入所。90kgあった体重をヘルシーな食事で落とした経験があり、健康的なダイエットのエキスパート。「とにかく楽しく、料理をいろんな視点で考える」ことをモットーに活動している。

 ほとんどカロリーがない食材としておなじみのキノコ類。シイタケやマイタケ、エノキなど、種類も豊富で独特の風味があり、しかもうま味成分が含まれているダイエットの強い味方です。ただ、揚げたり、炒めたりすると結局、普通の食材と変わらず、総カロリーが高くなってしまいがち。オイルや調味料をできるだけ抑えて、しかもおいしく野菜を味わうことが、無理のないダイエットといえますね。
 今回はエノキやシイタケを用意しましたが、手に入りやすいキノコでかまいませんので、数種類用意してください。それぞれのキノコが持つうま味成分が結び付き、よりいっそうおいしさ(うま味)が増しますよ。また、大根はオーブントースターであらかじめ火を通します。こうすることで、煮込んだ時にキノコのうま味が大根にしみ込みます。味付けは塩とコショウ。あっさり滋味深い野菜の味が、夏の疲れを癒してくれます。

■大根
【特徴】
サラダ、炒め物、みそ汁など、まさに「役者」のような働きをする大根で、人気も高い定番料理が「煮物」。旬の秋から冬にかけては甘みが増します。煮物には、太さがほぼ同じで甘い、真ん中の部分が良いでしょう。

【栄養素】
ビタミンCを豊富に含む大根。他にもカルシウム、ビタミンB1、B2、鉄などの栄養を含んでいます。またジアスターゼという消化酵素が、消化を助ける働きをし、食べ過ぎや胃のもたれなどの解消にも効果的です。

■キノコ
【特徴】
秋が旬のキノコ類。最近では1年中見かけますが、やはり旬のものは、身が厚く、香りや風味も良く、おいしさが違います。シイタケやマイタケ、エノキなどに加えて、洋種のエリンギなども流通しています。

【栄養素】
種類によって栄養は異なりますが、便秘解消に効果的な食物繊維、基礎代謝をアップさせるビタミンBなどを含んでいます。かつてはノーカロリーといわれていましたが、最近ではローカロリー食材といいます。


今月のレシピ
キノコと焼き大根の煮物

■材料(4人分)
キノコ……300g
大根……8センチ程度のもの
塩……小さじ1
コショウ……適量
水……3カップ

●作り方
1. キノコはそれぞれみじん切りにし、弱火でこげないようしっかり火を通す
2. 大根は4等分(2センチ程度)にし、厚めに皮をむく
3. オーブントースターにクッキングシートをひき、大根を並べて20分ほど焼く
4. 鍋でキノコと大根と水をひと煮立ちさせ、火を通して塩とコショウで味を整える

(1人分/31kcal)

料理のポイント
大根は煮込む前にオーブントースターでしっかり加熱することで、素早く水分を飛ばせます。すると、キノコのうま味がぎゅっとしみ込みやすくなり、塩とコショウの最小限の味付けで十分になります。
 

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