甘酸っぱくやわらかい口あたりが魅力
旬のイチゴでババロア作り

おいしいお菓子を食べると、大人も子どもも自然と笑顔になるもの。
今号からベーシックで簡単にできるお菓子のレシピをご紹介します。
お菓子作りを通して、家庭に笑顔と
コミュニケーションの時間が増えることを願っています。
藤野 真紀子 ふじの・まきこ
東京生まれ。衆議院議員。アメリカやパリで料理やお菓子作りを学ぶ。現在、「マキコフーズ・ステユディオ」を主宰し、料理研究家としても雑誌・TVなどをはじめ幅広く活躍中。家族の健康を担うために大切な「食育活動」を全国各地で積極的に行っている。

お葉子作りで家族に笑巌を

 こんにちは、藤野真紀子です。今号から、『りぶる』誌上で私のお菓子レシピをご紹介していきます。
 お菓子に携わるようになって数十年が経ちます。最近はベーシックでシンプルなお菓子がおいしいと思うようになりました。ですから、『りぶる』でも、家庭で作りやすい、私のお気に入りのレシピを厳選してお伝えしていきたいと思います。
 家庭のお菓子は販売されているものと違い、ちょっとぶかっこうかもしれません。でも、焼きたてのお菓子のおいしさは格別ですし、お母さんの手作りはお金を出しても買えるものではありません。
 家族がバラバラに食事をする「孤食」が問題となる昨今、お母さんがお菓子を作る姿を見たり、子どもさんと一緒にお菓子を作り、いっしょに食べることで、家族の笑顔が増えたらいいなと思っています。


 春といえばイチゴのおいしい季節ですね。今回は、旬のイチゴを使ったババロアのレシピを紹介します。イチゴの香りや、つぶつぶ感が味わえるのは、手作りならではの楽しみ。ふんわりなめらかな口溶けとイチゴの甘酸っぱさを楽しめるレシピです。イチゴの他、フランボワーズなどでもおいしいですよ。失敗することが少ないので、ぜひ一度お試しください。


今月のレシピ
イチゴのババロア

■材料
(直径18cmのリング型 または容量1リットルのババロア型)

イチゴ(正味) ……350g
板ゼラチン ……8g
生クリーム ……175cc
フランボアーズ酒※ ……大さじ1杯

【A】
グラニュー糖 ……90g
レモン汁 ……大さじ1杯と1/2杯
クリーム・ド・カシス※ ……大さじ1杯

※印のお酒類はなくても作れます。

■準備
板ゼラチンは氷水でふやかしておく。お湯や水ではふやかさない。
(板ゼラチンがない場合は粉ゼラチン7gを水大さじ2杯でふやかし、冷蔵庫へ)

●作り方
1. イチゴはへたを取り、なめらかになるまでフードプロセッサー(なければハンドミキサーなど)でピュレにする(写真)。粗い万能こし器でこす。
2. ピュレの1/2量と、【A】を鍋に入れて火にかけ、グラニュー糖を煮溶かして火を止めた後、氷水をしっかりきったゼラチンを加えて(写真)、混ぜながら余熱で溶かす。
3. ゼラチンが溶けたらボールにうつし、残りのピュレを加える。ひとまわり大きいボールに氷水を入れて、ピュレのボールと重ねて冷やしながら、底からまぜてとろみをつける。
4. 別のボールに生クリームと、あればフランボワーズ酒を加えて、底に氷水を当てながら、八部立てにする。(ワンポイントアドバイスを参照)
5. (3)のボールに生クリームの1/2量を加えて(写真)、泡立て器でよく混ぜ、全体が均一になったら残りを加えて、さらに混ぜる。水でぬらした型に流し、冷蔵庫で冷やして固める。

 b c

ワンポイントアドバイス

ババロアをおいしく仕上げるコツは、イチゴピュレと生クリームの「とろみ」を「同じ程度」にして混ぜること。濃度を近づけることで自然に混ざり、ふんわり、なめらかな舌あたりになるんです。今回は生のイチゴを使いましたが、冷凍のピュレでもかまいません。その場合はグラニュー糖を55gにしてください。またプロセッサーがない方は、すりこぎなどでイチゴをつぶして、ビュレを作ることができます。ババロア型がなくても、グラスに盛りつければかわいいですよ。その際には、ゼラチンを1g減らすと、よりおいしいです。

 

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