紀行・郷土史著述  
元湯河原町議 前湯河原町老人クラブ連合会会長 室伏 安雄(80歳)



 10年あまり前から『相豆新聞』や『伊豆毎日新聞』に紀行文や郷土史関係の文章を40回あまり寄稿し、さらに平成10年と11年に『紀行と湯河原史記』『同続編』という2冊の本にまとめて出版しました。
 戦後復員して伊豆の函南町の実家から湯河原のみかん農家の養子に来た私は、現在の製麺業まで一生懸命に働いてきましたが、昭和59年に町会議員に当選した頃から、少し広い視野をもって自分が住んでいる湯河原の歴史を勉強したり町政の経緯についてまとめておきたいと思うようになり、文章を発表するようになりました。
 万葉集の巻14の東歌に
「足柄(あしがり)の土肥(とひ)の河内(かふち)に出づる湯のよにもたよらに児(こ)ろが言わなくに」
(足柄の土肥の河内に湧き揺らぐ湯のように、不安げにゆらぐ気持ちをあの娘が洩らしたわけではないのに)と歌われているように古い歴史を持つ湯河原ですが、神社や寺の由来にも調べてみると歴史を反映した豊かな背景があることがわかりました。
 箱根神社など関係のある近隣の神社仏閣も取り上げたこの部分は、2度3度と現地に足を運び、氏子総代の方にお話しをうかがうなどして書いた自信作です。
 韓国、沖縄や国内旅行の紀行も掲載しています。たいがい家業を家内に任せて出かけましたがインドには珍しく夫婦揃って出かけよい思い出になりました。
 河野先生はいつ演説を聞いても意に適ったお話しをして下さり、立派な方だと思います。真鶴と湯河原の境のJRのガードを大型車が通れるように工事したのは官房長官だった河野先生の鶴の一声で、地元に大いに役立っています。(談)