河野代議士 復帰に向け順調
大勇会研修会に出席 デフレ対策を最優先


力強く挨拶する河野代議士
(9月18日、東京プリンスホテルで)

 河野洋平代議士は9月18日、東京プリンスホテルで開かれた大勇会(河野グループ)の研修会に元気な姿を見せ、4月に生体肝移植手術を受けて以来初めて集まった同志を前にして「健康も回復したので国のために大いに頑張りたい」と力強く挨拶しました。
 当日はたまたま小泉首相が日本の総理として初めて北朝鮮の首都・平壌を訪問し金正日総書記と会談した翌日にあたったため、河野代議士がどのようなコメントを述べるかに注目が集まりました。
 河野代議士は北朝鮮側が拉致を認め被害者のうち8人が死亡したと伝えたことについて「親族の気持ちを思うと余りにもつらいもので、小泉総理にとってもこれ以上の衝撃はなかったと思う」と述べた上で、「北朝鮮に対して拉致事件の事実関係を問いたださなければならないし、北東アジア全体の安定のためにも、両国が話し合うことのできる関係を作ることが重要だ。今回の会談については厳しい意見もあるが、重い扉を開けて今後両国の話し合いの席ができるならば、一つの前進だったと言わざるを得ない」と評価する考えを示しました。
 「お陰様でご覧の通りすっかり元気になりました」とこの日の挨拶を切り出した河野代議士はまず「健康体にメスを入れて内臓を取り出すドラスチックな治療方法がいつまでも必要なのか。C型肝炎の早期発見や新薬の開発・認可への積極的な取り組み、あるいは運転免許証に臓器提供の意思表示を記入できるようにするといった脳死移植を推進する工夫や、ES細胞(胚性幹細胞)を利用して自己の臓器を再生する医療の研究を進めよう」と体験に基づく見解を披瀝しました。
 その上で「リハビリ中に傷をなでなで考えたのは、政治家や企業の倫理問題が続出して賑やかだが、個々の問題の解明は必要だがそれに目を奪われて最優先のデフレ対策をおざなりにしてはならないということだ。政治が正面から対応し期限を切った処方箋を示さなければならない」と強調しました。
 今回の研修会には前韓国駐日大使の崔相龍(チェサンヨン)高麗大教授、エコノミストの植草一秀氏、大勇会メンバーの中馬弘毅・党地方行政調査会長が講師として出席しました。