17区地方議員連絡協研修会を山北で開催


挨拶する川口真男会長。右へ鈴木清副会長、浅見武幹事長(7月24日)

 河野洋平代議士を囲む17区地方議員連絡協議会(川口真男会長)は7月24 日、山北町中央公民館で第4回研修会を開催しました。今回は自民党本部選対職員の井形厚一氏を講師に招き、「これからの政党政治---来年の統 一地方選挙に向けて」と題した講演を聞きました。
 出席した3県議を代表して久保寺邦夫前県会議長、佐藤精一郎山北町長が来賓挨拶し、続いて井形氏は、わが国最初の政党内閣だった原敬内閣成立の意義から説き起こし、自民党結党時の基本文書も紹介しつつ、自民党、そして日本の政党政治の来し方、行く末について論じました。
 井形氏は、冷戦終焉後に曲がり角に立った当時の自民党において、河野洋平総裁の下で行われた基本路線の見直し作業を高く評価し「早くお元気になられて、再び責任ある立場で理念の実現に当たっていただきたい」と述べました。
 さらに井形氏は、野党の「政党隠し」や国民の無党派指向が、政党政治による民主主義を結果として破壊すると指摘するとともに、得票率が30パーセント程度に低迷する最近の自民党の不振に強い危機感を示して、わが党も「特定の利益のために動いている」という誤解を払拭するため、広く一般党員を通じた政策形成を制度化するなどの努力が必要だと述べました。
 会場からも「現場を知る地方議員を通じての政策形成のシステムを早く具体化して欲しい」(相澤博・小田原市議)、「国会議員はドブ板活動よりしっかり経済政策に取り組んで欲しい」(大川憲司・南足柄市議)、「自民党公認をもっと前向きに」(内藤陽子・湯河原町議)など次々に活発な発言があり、井形氏も「まずは県議選に公認候補を擁立することから」など積極的に討論に応じました。


第4回 17 区地方議員連絡協議会での党選対本部・ 井形厚一氏の講演要旨



 政党政治とは「政党が政策を掲げて選挙を戦い、勝った政党が内閣を組織し、選挙に掲げた政策を責任を持って実行する」というのがその本旨だ。
 最近「無党派層」が4割以上にも上る。不祥事や安易な政党結成・解散で政党への信頼がゆらぐと、威勢のいいことを言う「英雄」への期待が高まるが、真の国民参加否定につながる危険な風潮であり、信頼回復の努力が焦眉の急だ。
 自民党の結党時の理念は「議会制民主主義、平和を目指す外交、自由経済の下の福祉国家」でありこの基本は今も変わらない。しかし冷戦終焉で他の政党もすべて「自由と民主主義」を掲げるようになり、議席の過半数獲得には、得票率4割が必要であるのに平成10年参院選、平成12年衆院選と比例代表の得票率が3割を下回り状況は厳しい。
 大都市で必死で運動した閣僚が落選するなどの事態は「自民党は特定の利益のために動いている」という誤解によるものだ。それを払拭するためには、国民一般の利益のために働く国民政党であるという原点に返ることが必要である。
 具体的には、秋の全国政調会長会議に向け、市町村ごとに党員集会を開いて政策をくみ上げるといった努力が必要だ。