ニュー河野始動に向けて
河野代議士 臓器移植調査会長に体験を踏まえた提言


宮崎秀樹・党臓器移植調査会長に移植医療の充実を訴える河野 代議士
(8月7日、党本部で)

 秋の活動再開を期して首都圏内で静養と体力づくりに励んでいる河野洋平代議士は8月7日、生体肝移植の提供者となった長男の太郎代議士と共に自民党本部で宮崎秀樹・党政務調査会脳死・生命倫理及び臓器移植に関する調査会会長と会談、体験に基づいて移植医療の充実とC型肝炎対策の強化を訴えました。
 河野代議士は「医学の進歩には驚かされました」と順調に行われた手術とその後の経過について語った後、(1)移植には高額な費用が必要となる。ところが健康保険の適用がないため自己負担しなければならず「手術すれば助かるのにできない」という問題が生じる。このケースは保険が適用できるように研究してほしい(2)入院中多くの子どもの患者を目の当たりにしたが、わが国では15歳未満の臓器提供を認めていない。この結果、現行制度の下では子どもが国内で心臓などの移植医療を受けることが出来ない。再検討の上、法改正すべきだ(3)脳死からの臓器提供が行われるケースが少ないのは、ドナーになるとの意思を示す方法に改善の余地がある。運転免許証に意思表示の欄を設けるなど体制整備を考える必要がある---などの申し入れを行いました。
 これに対して宮崎調査会長は、特に15歳以下の臓器提供については,移植法が成立してから3年で見直すという規定にもかかわらず5年が経過している。9月には法改正のたたき台を複数示し、次の国会への法案提出に向けて努力したいと応じました。
 脳死による臓器提供が少ない問題についても、脳死患者がドナーになる意思表示をしていても、かつぎこまれた病院が脳死判定の指定病院でなければ、提供者になれないという制度運用上の問題点を指摘し、判定医の派遣などで提供が可能になるよう、運用の改善を求めたいと述べました。
 太郎代議士が、地元選挙区の声などに基づいて「C型肝炎の人は思っていた以上に多い、ついては移植に至る以前の段階での治療の充実が必要である」と訴えたのに対し宮崎調査会長は、ヒトの白血球から作る安くて良いインターフェロンがあるが、日本では血液製剤だからという理由で認め ていないといった問題にも取り組むべきだと応じました。
 そのほかドナー登録に当たって、親族などへの提供を優先したいという意思をどう尊重するかといった問題について、専門家と体験に基づいた関心を持つ3人の議員の懇談が続きました。
 最後に宮崎調査会長は、河野父子に「ぜひ調査会に出席して、体験に基づく意見をお聞かせ願いたい」と要請しました。
 なお久し振りに党本部に姿を現した河野洋平代議士に報道陣も注目し、健康状態などについて次々と質問が発せられ、また元気な姿がニュース映像として報道されました。