全米日系人博物館で講演
訪米の河野衆院議長



ロサンゼルスの全米日系人博物館で講演する河野議長(9月7日)

 シカゴで開催されたG8議長会議に出席するため訪米した河野洋平衆院議長は9月7日、ロサンゼルスの全米日系人博物館で「日系人と日米関係」と題して講演しました。
 河野議長ははじめに、父・河野一郎代議士の逝去後に母親の照子さんとロサンゼルスに来てローズパレードを 見物した話しから切り出し、航空の発達などで最近はニューヨークやワシントンなどに直航する人々が多くなったが、イチローはじめメジャーリーグの野球選手の多くが西海岸のチームでプレーしているように、日本人にとって西海岸は人的交流の蓄積により親しみやすく暮らしやすいと述べました。 
 さらに全米日系人博物館の展示を見れば一目瞭然のように、日系人が今日の地位を築くに至るまで苦難の歴史経験は、日本人がこれからアメリカと良い関係を結んでいくための教訓を与えてくれる。また日本人のものの考え方や感じ方を自分のこととして理解できると同時に、アジア太平洋系米国人という開かれた形で自己規定する若い日系人との交流は、日本の若い世代が世界と関係を結んでいく上で新しい発想やヒントを与えてくれると述べました。
 しめくくりに河野議長は「レーガン大統領の時代に戦時中の日系人強制収容に公正な態度で謝罪して復元力を示したアメリカは、これからも公正で寛容な人類社会の構築の先頭に立っていくだろう。日本人は日系米国人の歴史に学び、若い日系人との交流を深めることで、ますます確実にその一翼を担っていくことが出来る」と述べて大きな拍手を受けました。