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胡錦濤主席らと会談
河野衆院議長中国を公式訪問
協力の歴史を子どもたちに
河野洋平衆議院議長は9月20日から25日まで、中国の国会議長に相当する呉邦国全人代常務委員長の招きで訪中し、胡錦濤国家主席、呉邦国常務委員長という中国のトップ、ナンバーツーと相次いで会談したほか、旧知の曽慶紅国家副主席、唐家セン国務委員(前外相)らと日中間の政治対話促進に向け意見交換しました。

胡錦濤国家主席との会談に臨む河野衆議院議長
(9月22日 北京・人民大会堂)
今回の訪中は、小泉総理の靖国神社参拝に対する中国側の反発で日中トップの相互訪問が途絶えている中で行われたことで注目されましたが、河野議長も中国に到着直後に「対話を通じ対立ではなく協調を」「日中の緊密な協力が東アジア発展の原動力」とのステートメントを発表して意気込みを示しました。
党中央軍事委員会主席を兼務して名実ともに全権を掌握したばかりの胡錦濤国家主席は「今年の日中両国間の貿易総額は1,600億ドルに達する見込みであり、人の往来も年間300万人に上る」と指摘、「私自身も、中国の新しい指導集団も日中関係を最も重要な二国間関係の一つと位置づけており、戦略的にまた長期的視点に立って関係を発展させたい」と日中関係に対する積極的な姿勢を明確にしました。
一方で中国側の会談相手は皆、小泉総理の靖国神社参拝は中国国民の心を傷つける行為であり「この問題を適切に処理することが急務」(胡主席)と強調しました。
河野議長は「小泉総理は先の戦没者追悼式でも不戦の誓いを明確に述べている」と理解を求めましたが、中国側の硬い姿勢は変わりませんでした。
呉邦国全人代常務委員長との会談は、中国側の強い要望でテーブルに対座する首脳会談と同様の形式で行われ、多岐にわたる問題について率直な意見交換を行いました。
呉邦国委員長は「米欧各国と行っている議会レベルの定期交流を日本とも行いたい」と提案し、河野議長もこれに賛意を示して事務レベルで相談していくことになりました。
また呉邦国委員長、唐家セン国務委員からはそれぞれ会談で台湾問題について「台湾独立の動きは海峡の安定にとっては最も大きな脅威」(呉委員長)などの発言があり、河野議長も「台湾は中国の不可分の一部であるという中国の立場を日本は理解し尊重するという日中共同声明の時のラインをしっかり守っていく」と応じました。
なお、河野議長は呉邦国委員長との会談で中国側に対し「先のアジアカップサッカーで国旗が焼かれたことはショックだった。お互いに相手の国をもっと尊敬する姿勢が必要だ」と述べました。その上で河野議長は「中国政府は日中の戦争の歴史だけでなく、古代の文化交流や、戦後の協力の歴史についても子どもたちに教えてほしい」と述べ、そのような日中関係の肯定的な面が一目でわかる展示をする「日中友好記念館」の建設を提案しました。

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