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河野議長のアメリカ観
昨年3月、米ブッシュ政権がイラクに対し戦争を始める際に、河野洋平議長(当時は無役)は自民党総裁経験者の意見を求める小泉首相に対し「先制攻撃を認めれば世界はより一層危険なものになる。武力行使は安保理決議が必要条件であり、『支持する』と言うべきではない」と党内でただ一人、直接に強い慎重論を述べました。
衆議院議長就任後も、かねてからの「近隣諸国、ヨーロッパとの協調、イスラム圏諸国との対話も重視した国際協調路線を」という持論に沿って「議長外交」を
展開する河野議長に対し、新聞に時に「アメリカ一辺倒を批判」「きわどい対米批判」といった見出しが躍ることもあるため、ひょっとすると「河野さんはアメリカが嫌いなのか」「反米?」といった印象を持たれる方があるかもしれません。
結論から言えば、それは全くの誤解です。河野議長は丸紅飯田に入社後、スタンフォード大に留学していますが、その時にサンフランシスコの米国人老夫婦の家庭にホームステイして朝食の支度や食器洗いを担当したことをはじめ、しばしば思い出を楽し気に語ります。
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また、ご存じの方が多いかもしれませんが長男の太郎代議士がジョージタウン大を卒業しているのをはじめ、三人の子どもを皆アメリカに留学させています。
留学時の学友や元外交官など、親友と言ってもいい間柄のアメリカ人が何人もおり、亡くなったマンスフィールド元駐日大使の在任中には実に親密な関係を結んでいたことを私たちは目の当たりにしています。
つまり、現在の河野議長のアメリカ批判は、国際協調を二の次にした軍事力行使優先主義に見える「ブッシュ政権の外交政策」に対する批判なのです。「反米」ではなく、本当の友人なら相手が間違っていると思うときには直言する。そういう気持ちなのだと思います。
(政策秘書・梁田貴之)
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