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河野議長異例の注意
総理は誠意を持って答弁を
通常国会幕開けは荒れ模様
1月21日招集された第162通常国会は、24日の衆院代表質問で、小泉総理が岡田克也代表の再質問に「すでに答弁済み」と繰り返したことに民主党議員が反発して一斉に退席し、再開にあたって河野洋平衆議院議長が小泉総理に対し「答弁に当たっては誠意を持ってきちんと対応されるよう望みます」と異例の注意を行う荒れ模様の開幕となりました。

代表質問に答える小泉総理(1月24日、衆院本会議場)
この通常国会では、郵政民営化をめぐっての「小泉首相対自民党内慎重派」という与党内の対立が注目を集めており、民主党の退席戦術は国民の注意を引くためのパフォーマンスであるという側面も指摘されています。
しかし、その郵政民営化などを巡っての質問の論点に直接答えず、再質問に対しても「すでに答えている」と3度繰り返す答弁ぶりは国民に傲慢な印象を与える恐れがありました。
この国会は郵政民営化ばかりでなく、ようやく与党と民主党の間で委員会設置など具体的な協議に入ることが固まってきた年金一元化など社会保障制度の抜本見直し、アメリカ軍の世界規模での再編と在日米軍基地問題に関わって小泉政権が夏にも「日米安保新宣言」を策定しようと考えていることなどについて国会が充実した審議を行い、国民合意の形成に努めるべき課題が山積しています。
河野衆院議長は昨年10月22日に国会内で小泉総理と二人だけで会談し対中国政策についての意見を述べるなど、政策面では率直に見解を伝えてきました。
また11月8日には自らの政治資金パーティーで「三権の長として総理に『あなた、こうじゃないですか』と言わなければならない場面は来てほしくない。総理が理にかなったポリシーを実行してくれればいいと思う」と述べていましたが、今回は思わぬ場面で「意見する」ことになりました。

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