初の日中議会交流委開催
河野議長、理解求める姿勢の重要性強調
訪中時の提案結実、定期開催へ
議長自ら箱根案内し交流深める


 河野洋平衆院議長が昨年9月の中国訪問で提案し、呉邦国・全人代常務委員長(衆院議長に相当)との間で合意した日中議会間の定期交流の第一弾となる「日中議会交流 委員会」が4月14日から2日間、憲政記念館で開催されました。4月に入り中国各地で反日デモが起こる中での開催でしたが、両国の信頼関係強化の必要で一致しました。


路甬祥・中国全人代常務副委員長と会談する河野衆院議長
(4月14日、衆院内議長応接室で)



 河野議長は冒頭挨拶で「日中関係がぎくしゃくしている時期の開催となったのは残念だが、内外の問題について率直に意見交換し、お互いについて理解を深め信頼関係を築きあげることは有意義」と議員外交により冷え込んだ日中関係を少しでも改善したいという意気込みを示しました。
 日本側は川崎二郎議院運営委員長以下11名の議運委メンバー、中国側は路甬祥・全人代常務副委員長ら6名の代表(議員)が参加し、率直な意見交換が行われました。
 なお会議に先立つ午前中に表敬のため衆院内議長室に来訪した路常務副委員長に対して河野議長は、反日デモについて「現在日中間には残念ながら問題が 多いが、その問題を相手のせいばかりにしていては解決しない」と中国側に自制を求めつつ、「互いに敬意を持ち、理解し合えば問題は克服できる」と対話の重要性を強調し、路副委員長も「ご承知の通りの原因で両国には問題があるが、それ以上の協力関係がある」と応じました(最近の日中、日韓関係についての河野議長の見解は対談参照)。
 なお会議終了翌日の日には、河野議長自らが一行を箱根に案内し、関所跡や成川美術館見学、湖上遊覧で懇親を深めました。
 河野議長は、出迎えた山口昇士箱根町長を「観光に力を入れている町長です」と紹介(写真)。箱根観光についての自主制作のパンフレットを寄贈するため宿泊 先である元箱根の龍宮殿で待ち構えていた小田原商工会議所箱根青年部(田村洋一会長)についても「中国など近隣諸国からの誘客に力を入れている地元の青 年たちなので力を貸してやって下さい」と路副委員長や同行の程永華公使に紹介しました。路副委員長も「河野議長の地元の方々ですから、全面的に協力しま す」と笑顔で応じました。