金前大統領と会談



 河野洋平衆議院議長は 5月23日、東京大学主催のシンポジウム出席のため大統領退任後初めて来日した韓国の金大中前大統領をホテルニューオータニに訪ね会談しました。
 大統領在任中、日本文化開放など日韓関係改善に努めた金大中氏は「98年の小渕総理との共同宣言で日本は歴史を痛切に反省し、韓国は未来志向ということで決着したはずなのに、日本が最近急激に右傾化していることが心配だ。その中心が若い政治家であり、それに対抗する勢力が弱い」と指摘しました。
 小泉総理の靖国神社参拝について金大中氏は「A級戦犯は戦死者ではなく、裁判で戦犯となった人だ」「小泉総理は私との首脳会談で別の施設を造ることを検討すると言われたのにうやむやになっている」と述べました。
 この点について河野議長は「日本はサンランシスコ平和条約で東京裁判の結果を受け入れて国際社会に復帰したのに、一部にその原点を忘れたような言動が見られる」と発言しました。