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日本は議会制民主主義
今回、河野衆議院議長が総理経験者を議長公邸に招いての異例の会談を主催し、小泉総理の靖国神社参拝問題について意見交換したこと、またそこでの結論を小泉総理と会談して伝えたことについて「外交権は内閣に属するので、三権分立を侵している」(安倍晋三幹事長代理)といった批判が一部に聞かれます。
これには、後藤田正晴元副総理がテレビのインタビューで「日本の政治は議会政治だっていうことを忘れては困りますよ。国権の最高機関は国会ですから、その国会の長が日本の先行きを心配して『こういう意見がありますよ』ということを現職の総理にお伝えして何が悪いんですかね。それは批判する方が間違っている」(TBSテレビ『筑紫哲也NEWS23』6月8日放送)と述べているように、見当外れの批判です。
今回、総理経験者を招くにあたり河野議長は、全てのメンバーと事前に個別会談し、総理への申し入れも自民党総裁室を訪ねての非公式会談とすることで議長職について誤解が生じないようにするなど、周到に準備を進めました。
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たしかに、河野議長が総理経験者との会談を呼びかけたことは異例でしたが、それは、事態があまりにも深刻であり、全ての総理経験者と親交があるベテランの現役政治家として、行動を起こさなければならないという強い使命感に基づくものだったのです。
戦前の憲法では、軍の統帥権は天皇に属するとされたため、例えば軍縮問題に真剣に取り組む内閣は反対党から「統帥権干犯」と攻撃を受けました。
ややもすると独断専行のきらいがある小泉政権の与党首脳が「衆議院議長といえども、総理大臣の外交に批判を述べることはままならぬ」と言わんばかりの発言をするのは、立場をわきまえないものと言えるでしょう。
河野議長はこれからも議会制民主主義の本旨に則り、一人の政治家として信念に基づく行動を貫いていく決意です。 (T)
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