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河野議長、異例の直言
小泉総理と靖国参拝問題で会談
総理経験者と意見交換
河野洋平衆議院議長は6月7日、国会内の自民党総裁室に小泉首相を訪ね、最近の日中関係、日韓関係悪化の大きな原因の一つとなっている首相の靖国神社参拝について、総理経験者を議長公邸に招いての会談で一致した結論として「慎重の上にも慎重であるべき」と強く自粛を求めました。

全米日系人博物館主宰のシンポジウムで(5月25日、経団連ホール)
最近の日中関係、日韓関係の急激な悪化を深く憂慮した河野議長は、6月 1日に海部俊樹、宮澤喜一、村山富市、橋本龍太郎、森喜朗の5人の総理経験者を議長公邸に招いて異例の会談を行いました。
事前に個別会談した中曽根康弘、羽田孜、電話会談した細川護煕の三氏も含め、この問題については全ての総理経験者が心配を共有していることが確認され、「総理は慎重の上にも慎重を重ねるべき」と意見の一致を見ました。今回の小泉首相との会談は、これを河野議長が代表して小泉総理に伝えたものです。
河野議長は以前から中国、韓国両政府が「A級戦犯を合祀している靖国神社に日本の首相は参拝してほしくない」と強く意思表示していたため、参拝を強行すれば両国との関係が悪化すると心配し、平成13年に小泉政権が発足すると7月に福田官房長官(当時)に首相参拝見送りを申し入れるなどしてきました。
しかし、小泉首相は4回の参拝を繰り返し、日中関係はこの4月に上海など中国各地で吹き荒れた反日デモや、呉儀副首相の首相表敬キャンセルに見られるように極度に悪化。極めて良好だった日韓関係も6月20日の首脳会談は一時延期が取り沙汰され、冷ややかなものに終わりました。
今回の「直言」は、「重鎮たちからの忠告」(朝日新聞社説)など反響を呼び、来年秋に自民党総裁としての任期が満了する小泉首相の後継者選びに、近隣諸国外交の円滑な推進という視点を提起することになりました。

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