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温家宝首相が国会演説
河野議長が歓迎挨拶
来日した中国の温家宝首相は4月12日、衆議院本会議場で演説し、小泉前総理がA級戦犯を合祀する靖国神社参拝を繰り返したことでぎくしゃくした日中関係を、再び安定軌道に乗せようとする強い意欲を示しました。
中国首相として7年ぶりの来日となった今回の訪問で温首相と中国政府は、中国首脳として22年ぶりとなる国会演説を当初から最重視していました。中国全土でもテレビ生中継されたこの演説で温首相は、遣唐使の阿倍仲麻呂といった古代からの日中交流の話題に触れ、その中で昨年の河野衆院議長の文化交流に関する発言を引用しました。
また近代中国建国の父・孫文が日本を拠点に活動したこと、周恩来首相が日本に留学していた経験があることなどにも触れながら、日中関係の展望を語りました。
歴史認識について温首相は、日本側が「行動で示してほしい」とクギを刺しましたが、一方で先の戦争について「日本政府と指導者の深い反省とおわびについて、中国政府と国民はこれを積極的に評価している」「中国の『改革・開放』と近代化建設は日本政府と国民から支援と協力をいただいた。これを中国国民はいつまでも忘れない」と日本側に対する積極的な評価をこれまでになく明確に述べました。
演説に先立ち挨拶に立った河野洋平衆院議長は、中国の現在の指導部が推進している「和楷社会」、すなわち豊かな者とそうでない者、都市と農村、そして国際社会との協調を追求する政策を高く評価し、「氷を溶かす」旅が大きな成果を挙げることに期待を表明しました。
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