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混乱収拾 河野議長の斡旋で
政治経験に裏打ちされた手腕発揮
第169通常国会は序盤から、3月末に期限が切れるガソリン税の暫定税率などを議員立法で2か月延長する「つなぎ法案」をめぐり与野党が激しく対立しましたが、1月30日午後、河野洋平衆院議長が「予算案、予算関連法案は公聴会などを含む徹底審議をし、年度内に一定の結論を得る」などとする案をまとめ、参院議長にも呼びかけて両院議長斡旋案として各党幹事長を呼んで申し渡し、事態は収拾されました。
深夜の攻防となった1月29日は河野議長にとり、14年前に河野・細川トップ会談で政治改革関連法案の取り扱いを決着させた日でしたが、今回も一時は怒号が飛び交い、審議拒否と強行採決の応酬により国会の機能が麻痺する瀬戸際の危機でした。
河野議長はテロ特措法をめぐり越年した臨時国会など、与野党の対立が際立つ状況を心配しており、1月27日に亡母照子さんの命日を繰り上げて行った法要に家族が集まった際にも、成願寺の両親の墓の隣に眠る故河野謙三参院議長に「いつも以上に丁寧にお参りをして、知恵を授けてくださいとお願いした」と語っています。
翌28日の夜遅くには、鳩山一郎総理の孫である、民主党の鳩山由紀夫幹事長を議長公邸に招いて会談して議長としての考え方を諄々と説き「議長を信頼し党内をまとめます」という発言を引き出したり、かつて新自ク・社民連時代に同じ会派にいた江田五月参院議長に呼びかけた累次の会合で、自らまとめた両院議長斡旋案への了承をとりつけるなど、今回の議長工作が順調に進んだ背景には、これまでの政治生活で積み重ねてきた人間関係と信頼がありました。
ほかにも自民党の大島理森国会対策委員長は党アジアアフリカ研究会(河野洋平会長)の会長代理、今回も民主党内の影響力も活かしつつ議長を支えた横路孝弘副議長は、北海道知事就任前の若手社会党代議士の時代から友情を育ててきた関係であるといった積み重ねと、本会議の開会時間を議長として遅らせ、最後まで諦めない河野議長の努力が実り、笹川堯議院運営委員長からも「こんなに頑張る議長はいない」と賞賛されました。
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